個別最適な学びを目指して

ユニセフがおこなった幸福度調査で日本の子どもの精神的幸福度は、調査をおこなった38ヵ国中37位(ワースト2位)と非常に低い結果でした。また、いじめや不登校の数も未だに増加が続いています。

私たちは、個別最適の個別を人それぞれが持つ「特性」の違いだと考えています。特性は能力ではなく、まさにその人それぞれの個性であり、特性により「得意」と「苦手」が皆違います。
インテリクスでは、早稲田大学高等学院の吉田先生が開発した4shapes®(フォーシェイプス)アセスメントを使い、特性を客観的なデータとして確認し、特性の活用方法をご提案しています。

個別最適な学びとは、特性ごとに適した学習スタイルがあるので、児童・生徒、保護者、教員のそれぞれが自らの特性を理解し、特性に応じた学びやサポートが出来る社会を作ることだと思っています。

最適なサポート(声掛けや特性毎の学び方、教え方など)を得られることで、子ども達は「自信」や「やる気」、「幸福度」を高め、自己肯定感を大きく育みます。

こんな経験はありませんか?

・学年が一つ上がっただけなのに、得意だった科目の成績が急に下がった

・子どもが、先生の言っていること(説明)がわからないとよく言う

・予習、復習もちゃんと頑張っているのになかなか成績が上がらない

・集中力に欠け、すぐ「ながら勉強」をしてしまう

原因は子どもではなく、教員や保護者にある場合も

人にはそれぞれ「理解しやすい情報」と「理解しにくい情報」があることが脳科学によりわかってきました。
この違いを私たちは「特性」と呼んでいます。
特性には、物事の考え方の特徴である思考特性、無意識でよく取りやすい行動の特徴である行動特性、情報の処理や伝達の特徴である認知特性などがあります。

【特性の違いで人もいろいろ】あなたはどのタイプだと思いますか?
論理的なものが得意な人、感覚的なものが得意な人
新しいものを生み出すのが得意な人、これまでのものに少し新たなものを足すのが得意な人
身振り・手振りが大きい人、自らあまり発言をしない静かな人

【特性の違いでコミュニケーションも変わります】

特性が似たもの同士はコミュニケーションがとりやすく、阿吽の呼吸で分かり合えますが、特性が真逆同士だと、うまくコミュニケーションが取れず、相手が何を言っているのか理解しずらかったり、相手のことを無意識に過小評価してしまうこともわかってきました。

また、人の特性は生まれながらに親から受け継いだ遺伝子や生まれてからの生活環境が影響するため、親子であってもまったく同じ特性を持った人はほとんどいません。特性によっては、一人で静かな場所を好む人もいれば、雑音(人の騒音やラジオやテレビから流れる音など)がある程度ある方が安心し、集中力が上がる人もいます。

【特性を正しく理解すると「?」の理由がわかってきます】

・学年が一つ上がっただけなのに、得意だった科目の成績が急に下がった

こんな場合確認してもらいたいのは、先生が変わりませんでしたか?
もしかしたら、前の学年では特性の似た先生が教えてくれていたので、理解も進み成績も良かったかもしれませんが、特性の違う先生に変わってしまったことで、先生の説明が理解できなくなっているのかもしれません。

・先生の言っていること(説明)がわからない!とよく言う

これも上と全く同じことが言えます。先生は子ども達のために、すこしでもわかりやすい説明をしようと心がけています。しかしそれは、先生本人にとってわかりやすであろう説明をしてしまっている場合が多いので、特性の近い児童・生徒には理解しやすいですが、特性が真逆の児童・生徒にはまったくわからない説明になっている場合があります。

・予習、復習もちゃんと頑張っているのになかなか成績が上がらない

特性ごとに効率的な学習スタイルがあります。子どもの特性に合った学習スタイルを知り、適切な教材を使うことで子どもの努力を成果に結びつけることができます。

・集中力に欠け、すぐ「ながら勉強」をしてしまう

お子さんがのながら勉強を良く思えないのであれば、もしかしたらお子さんとあなたの特性も違うのかもしれません。ニュートンもアインシュタインも物事を考える時は散歩をするなど体を適度に動かしているときの方が良いと言っています。これも彼らの特性なので、どちらが正しいとは言えませんが、一人で机に向かって静かに勉強をした方が集中できるお子さんもいますが、逆にじっと机に座っていると集中が出来ないお子さんもいることを理解してあげてください。

まずは大人(保護者や教員など)が、自分の特性を知ることから始めましょう

人は、つい自分のことではなく、相手(親なら子ども。上司なら部下)のことを知りたがりますが、まずは自分の特性を確認することから始めませんか?(もちろん、親子や上司部下が一緒に確認することで、更に理解度は深まりますので、同時確認もお勧めしています)

【4shapes(フォーシェイプス)アセスメント】とは

4shapes®(フォーシェイプス)は、早稲田大学高等学院の吉田先生により開発された教育の場での活用を主目的としてアセスメントツールです。
人の特性を4つの内面特性と外面特性に分類し、客観的な数値としてその人の個性を客観的な数値で確認することができます。
内面特性はインプット特性アウトプット特性で表され、インプット特性とは、人が見たり聞いたりした情報を理解する時の特性です。アウトプット特性は、脳で理解した情報を他の人に伝える時の特性です。

自分自身の特性を正しく理解できると、他の人の内面特性は、その人のノートやメモの取り方やプレゼンテーションの様子を観察することで推測することも出来るようになっていきます。
しかし、どうしても自分の特性というフィルター越しでしか、人は他の人を見れませんので、最初はアセスメントツールなどをお使い頂くことをお勧めします。


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